p.13
L:野球でも守備の時間は、自分たちは1点も取れませんからね。当たり前だけど守っている時間が長ければ長いほど、点を取られる可能性が高くなるわけじゃないですか。
p.15
L:だけど例えば、何年後かに車を買って、家を建てるって物質的な目標を立てて、そのとおりになったとしても、気持ち的には大した発展じゃないと思うんです。本当の発展というのは、想像できないように転がっていくことですもん。物質的な目標よりも、もっと理想的なこと。だから、自分の仕事で、世の中を変えられればいいなと思ってたら、いつの間にかバッキンガム宮殿に住んでいた、みたいなことはあるかもしれないし、そのほうが可能性はある気がする。
M:脳が愉快な勘違いをして、意外な結果が出たほうが楽しいよね。
p.129
M:とにかく相手の立場になって考えないとね。そうやって考えて相手の機嫌がよくなると、自分の機嫌もよくなるっていうことがわからなきゃ。機嫌なんて、本当は他人の機嫌のことなんだよね。
p.133
M:確かに。でも、なかなか腹をくくれず、つい人に言っちゃうのもわかるんだけどね。だって口にするかしないかの差って大きくない? 言わなきゃいいのに、ついつい不安な話とか人にしちゃうし。言葉にすると少しは正当化されるんじゃないかと思って、言っちゃうんだよね。で、言ったところでよくならないことも知ってるから、頑張って無口でいようと思うんだけど、飲むと言うね、つい(笑)。